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    2017のコンセプト:

    Invisible...

    照明のトレンドをお伝えするために、石井リーサ明理&石井幹子が、光のテーマ特別展示のプロデュースとアート・ディレクションを担当。厳選された照明素材(既製品、特注品、光源、発光体、アートへの応用、制御技術等)を駆使し、ビジターやプレスに照明の「MUST」をご覧に入れ、体験して頂きます。今回の副題は「INVISIBLE(インビジブル)」。

     

     

    今回の副題「INVISIBLE(インビジブル)」のワケは・・・

     

     ・光そのものは根本的には知覚できない、不思議な存在であることを再確認するため

     ・見せたり、見えなくしたり、を自在に操る、光の魔法のような効果を楽しむため

     ・意識していなかったモノの側面を見せることができる最新の照明技術をお見せするため

     ・オブジェや空間に隠された意外な面を見えるようにする照明デザイナーのノウハウを披露するため

     ・光の重要性をビジターに認識していただき、市場拡大、革新的な製品の考案、ライトアップの実現など、

        照明業界全体の推進を図るため。

    展示内容は?

     

    ブースは6つの空間から構成されています。それぞれの空間では、異なる6つの手法で見えたり、見えなかったりする光をご紹介します。

     

    ビジターに光体験型の6つの部屋を回遊してもらい、照明の最新トレンドと共に空間やライフスタイルの雰囲気創りの為の照明デザインについて発見して頂く展示です。

     

    6つのスペースで、6つの光体験。各部屋の構成は次の通りです。

     

     

    1. 光の魔法へようこそ (広場)

     

    レッドカーペットに沿って歩いていると、遠くからエレガントで個性的な光オブジェが見えてきます。「シルク・フォール」と命名されたこのオブジェは、白い着物の反物と様々な光の組み合わせで構成されています。 

    不思議に思い近づいてみると、当展示のためにオリジナルデザインされたこの記念碑的オブジェの内側に、繊細な光の演出が行われていること、更に、布の外側からカラー照明が照射されると、内側にあった光はたち消えてしてしまうことに気付く事でしょう。

     

    最初のサプライズの後は、周囲に配されている光の魔法を演出するオブジェをご覧頂けます。実際に触れることができるOLEDパネル、芸術的な光のピラミッド、夜のナイアガラの滝の知られざる一面を演出する革新的な投光器などが展示してあります。

     

    協力:  スタンレー電気、住友化学 、やまと

    2. 実体のない光 (ルーム1)

     

    広場で光のバリエーションに触れた後、ルーム1に入室すると、その飾り気のなさに驚くかもれません。そこには、クリスタルのシャンデリア以外は何も無く、ただ音楽が流れているだけです。

    しかし、実は光の魔法による様々な趣向が凝らされています。クリスタルのシャンデリアが、展示のテーマを影によって壁に描き出すよう、巧みに配置されていることに気付くでしょう。これが、メゾン・エ・オブジェのために特注された「見直されたシャンデリア」のデザインコンセプトです。出展主旨説明は、壁に印刷されているのではなく、投影されています。光はメッセージを出現させることもできるのです。また、2台のビデオも設置され、デザイナー2人の照明プロジェクトを、展示作品とは別のスケールでご覧頂けるようになっています。.  

     

    この全く新しいコンセプトのシャンデリアは、天井に取り付けられた新型スポットによって照らされています。このスポット自体も現れたり消えたりすることが出来、実体のない、というテーマに沿っています。画像を映写するプロジェクターも日本製の新製品です。従来の照明スポットの様に、ダクト上に設置が可能なほど極小サイズとなっています。

     

     

    協力:  パナソニック  デルクセン、アルテミデ

    オリジナル音楽: I.C.O.N.

    3. ピュアな反射 (ルーム2)

     

    続くこの部屋は、最小限の要素である、光、音、水、のみを使用した、絶対的な禅の静けさに包まれた空間です。一滴ずつゆっくりと滴り落ちる水を含め、非常にアジア的な雰囲気ですが、照明デザイナーの技により、それが一転して水の世界に早変わり。殆ど何もなかった空間は光の反射で溢れ、それまでとは全く違ったムードを現し、見えなかったモノが見えるようになるのです。

     

    アンチグレアタイプのライン状スポットを使用することで、アート・インスタレーションの外観を損う恐れのあるまぶしさが非常に少ない空間が実現されています。この部屋では、壁を照らしている照明器具は見えません。水滴を狙った非常にシャープなビームを照射するスポットのみが、繊細な独自の効果を生み出しています。

     

     

    協力: エルコ

    オリジナル音楽: I.C.O.N.

    4. 消えたり現れたりするマルチ装飾 (ルーム3)

     

    ミニマリズムの次には、ホテル、アパートメント・ホテル、或いは単室アパートの一室を再現した部屋です。ベッドやサイドテーブル、(机、椅子、ベンチなどの)家具セットが揃っています。ここでは、全てが白一色で純粋、過剰な要素はありません。

     

    実際のところ、室内装飾を担っているのは光であり、光は調整可能な装飾です!今日、ブティックホテルでは、全ての部屋の装飾をそれぞれ異なったものにするという演出をしているところもありますが、宿泊客にしてみれば、結局は1つの部屋、リピートしたとしても2つの部屋しか利用できません。一方、この展示はオールインワン。幅広の画像がベッド表面とベッドヘッドに照射されるため、使う人の「気分」によって、雰囲気を変えられ、クラシックなバロック調から、トロピカルなバリ風、グラフィティやポップアート、アラビアンナイトの世界などを創り出すことも可能なのです。

     

    照明ダクト上に取り付けられた極小プロジェクターのおかげで、これらの変化を実現することが出来ます。

    更に、照明の雰囲気をサーカディアン・リズムによって変化させることも可能です。殆ど見えない状態で天井に設置された極小スポットは、冷白色(真上から降り注ぐ日中の光)から温白色(夕日の光)までニュアンスを変えられます。照明のレベルは、一日のリズムに合わせて変わるのです!水場を象徴している円い照明器具の前で、一瞬立ち止まってみて下さい。壁に掛かっていたはずの鏡は、この壁灯が点灯した途端見えなくなってしまいます。

     

    それだけでなく、更に、室内に置いてある家具も今回初お目見えです。これは、SOHO(スモール・オフィス、ホーム・オフィス)用として特に考案されたものですが、組み合わせ自由で(ロシアのマトリョーシカ人形のように)入れ子構造になっています。仕事時には大きく広げることも出来ますし、机と椅子の組み合わせ2セットとして2人の時にも対応出来ます。机の上に乗っている物を隠したい場合には抽出を使えますし、ビデオ会議の際にはプロテクション用の衝立を用い、不必要な(そして、見せたくない)スペースを隠すことが可能です。

     

     

    協力: パナソニック、岡村製作所、イ・グジーニ、アルテミデ

    オリジナル音楽: I.C.O.N.

    5. 透明が全て (ルーム4)

     

    続いて、光溢れる小さな迷路の様な空間に入っていきます。中央に置かれたガラス板が、否が応にも目に入ることでしょう。そのもの自体は、美術館にある作品の様です。

    何か特別なことでもあるのでしょうか?これらのガラス板は完全に透明ですが、表面に配された照明器具が点灯します!

     

    実際、電気コードは見えないのですが、器具は新技術ガラスの内側に組み込まれた伝導体によって給電されています。この展示自体がひとつのアート作品であると言っても過言でないほど、全く革新的な技術です。

    周囲に配された、光ファイバー製の大きなテキスタイルは、ガラス板の為の光のジュエリーボックスを形作っているように見えます。

     

     

    協力: ルノワール・サービス

    6. 光現る (ルーム5)

     

    ここでは、中央に置かれた1対の光の彫刻に目を奪われます。この空間のために特別に考案されたこれらの彫刻作品は、催眠術のような視覚効果をもたらします。ハーフミラー製の筒が点光源を無限に反射し、実在しない光を出現させます!

     

    また、この展示室では、出口のところに設置されたスポットで、実際にライトアップされた夜のナイアガラの滝の大映像もご覧頂けます。照射された光により、日中には見られなかった滝の未知の表情が現れます。これ程のスケールで、照明が大自然の知られざる一面を暴き出したことは嘗てありませんでした。光に満ちた旅をたっぷりとお楽しみ下さい。

     

     

    協力: スタンレー電気

    オリジナル音楽: I.C.O.N.

    コンセプト紹介ビデオ